キッチン・アディクト

お気に入りの調理器具、食器、調味料を使いたくて、そのために料理もするという本末転倒人間のブログ。

ホワイト・微糖、ロイヤルコペンハーゲンのホワイトシグネチャープレート

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北欧の食器が好きだ。
アラビアやグスタフベリ、来月から一部商品が値上げになると噂のイッタラが好きだ。

もちろん北欧食器の代表格、デンマーク王室御用達のロイヤルコペンハーゲンも好き。
私の「いつか有閑マダムになったらぜったい一揃い買うぞリスト」の2番目はブルーフルーテッドのフルレースだ。
ちなみに1番目はマイセンの「ドラゴン」「インドの花」、3番目はヘレンドの「インドの華」。(インドが多いのは偶然) いずれも、今は店頭で垂涎するばかりである。

最近のヒットは、ちっともロイヤルコペンハーゲンぽくない「ホワイトシグネチャー」シリーズのお皿

このシグネチャー、何かわかりますか?
コレです、コレ。
rc_back.jpg
実はこのシグネチャーシリーズの誕生には、面白いエピソードがあります。

ロイヤルコペンハーゲンの窯に弟子入りしたばかりのハンスという若者がおりまして、彼はいつか立派な絵付け師になることを夢見ていました。もちろん、デンマーク王室御用達のロイヤルコペンハーゲンですから、見習いの彼が絵付けなぞさもらえるわけがありません。俗に「スタンプ押し10年」と言われる世界、入窯2年目の彼の仕事はひたすらカップやお皿の裏面にスタンプを押すことでした。
ある日、ハンスがいつものようにスタンプを押しながら、「ああ、ボクもたまには表面に絵を付けたいなぁ・・・」などと考えていたところ、集中力を欠いてしまったのでしょうか、うっかり表面にスタンプを押してしまったのです。慌てたハンスはベテラン絵付け師のヨハンじいさんの工房へ皿を持って行き、「すみません。うっかり表面に裏面のスタンプを押してしまいました!」と謝りました。職人気質で知られるヨハンは、ハンスの失敗に一瞬顔をしかめたものの、この若者が素直に謝ったので厳しく叱ることはしませんでした。ヨハンは平謝りするハンスに「今後、おまえが二度と同じ失敗をしないように、この皿を飾っておいてやろう」と言いました。
やがてクリスマスが終わり、北欧の暗く長い冬がさらに厳しさを増したころ、ある人物がロイヤルコペンハーゲンの窯を訪れました。デンマーク王室とも所縁の深い彼の名は・・・


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飽きた。



もちろん作り話です。



たった今、ただでさえ少ないこのブログの読者さんが3人くらい去っていく足音が聞こえました。

そんなリスクを冒してでも、「皿1枚でどこまでコッテリ書けるか」というテーマにチャレンジしてみたわけですが、そろそろ本題に入ります。

まぁ、簡単に言うといつも裏にあるもんが表についてると、なんか面白いでしょ?というロイヤルコペンハーゲン様の遊びゴコロですわ。

■好きポイント
1)ほどよい甘味
ロイヤル・コペンハーゲンと言えばブルーフルーテッドシリーズが有名。でも、これはけっこう使い道が限られてくる。皿ならデザートやフルーツ、サラダ、せいぜい「上品な洋食」が限界。スイートさやノーブル感が邪魔して、普段使いにはなりにくい。その点、このシリーズはシンプル&カジュアル。何にでも合うとまではいかないけど、あまり料理を選り好みしない。

2)安い (「比較的リーズナブル」って意味です)
写真は22センチのいわゆる「ケーキ皿」だけど、取り皿やサラダ皿として食事にも使えるサイズ。これが定価3500円
同じサイズで違うシリーズ、例えば「ブルーフルーテッド・メガ」だと手書きなので6300円。ほら、安いと思うでしょう?

■嫌いポイント
ナイナイ。

あ、でもプレートはオンラインであんま売ってないな。カップはたまに見るのに、なぜだろう。
地理的に問題がなければ、プレートは直営店やデパートで購入するのがよいかと。


>> ロイヤル・コペンハーゲンのホワイトシグネチャープレート27cmはココで売ってます.

27cmは印字の位置と大きさが微妙に気に入らない。

大きいことはいいことだ! リーデル「オヴァチュア・マグナム」



ワイン好きが必ず通る道、それが「リーデル・コンプレックス」

ワインバーやなんかで「ワインの風味はグラスで変わりますよ。例えばボルドーなら・・・・」なんて話をされても、「へーへー」と話半分にしか聞いていなかった私ですが、やはり気になるリーデル様

レッドクリスタルでハンドメイド、1客1万円コースの「ソムリエ」シリーズなんて、キッチン・アディクト的には大いに気になるんだけど、どう考えても分不相応。でも、同じくレッドクリスタルでマシンメイド、1客2〜4千円の「ヴィノム」シリーズなら手が届く、となる。

ここまではいい。
問題はここから。

グラスが選べない。

なんたって、葡萄や産地に合わせたグラスが赤ワインだけで7種類もあるのだ。
・シラー
・ボルドー
・テンプラリーニョ
・ブルネッロ・ディ・モンテプルチアーノ
・ブルゴーニュ
・ジンファンデル
・カルテラーゼー・アウスレーゼ


これが同じような形をしていれば「気休めだろう」と片付けることもできるけど、意外と形も違う。
もちろん、ここで「どれでもええか」とは思えるくらいなら、そもそもリーデルに興味なんか持たない。やっぱ、リーデルに手を出すからには「ボルドー」のグラスでブルゴーニュワインを飲むことには抵抗を感じるし、だからといって赤白あわせて何種類ものグラス×数客を購入するほどの財力も情熱も収納もないわけです。これが「リーデル・コンプレックス」。 (copyright 2007, heidi)

こうしてフリーズしたアナタや私にピッタリなのが、リーデルのオーバチュアシリーズ「マグナム」グラス。

クリスタルではなく、ソーダガラス製なので、1客1300円前後。うっかり割ってしまっても1日2日で立ち直れる範囲内だ。
だから躊躇なく毎日使えるし、「大は小を兼ねる」とでも言うべきか、プロが言うところの「とにかく困ったら大きなグラスを買いましょう」という言葉どおりのグラス。

グラスにちょろりとワインを注ぎ、鼻突っ込んでクンクンする幸せがお手軽に味わえます。もちろん、ワインを使った嫌味なアクションNo.1の「赤ワインをクルクル」もばっちりです。


■難点
なし。
ソーダガラスなので、口のあたりがぽってりしているのは仕方なし。

リーデルに興味はあるけど、「なんだかんだ言っても酔っ払ったらワインの味なんてわからないよねえ」と思う人におすすめ。

リーデルへのこだわりがない人で、この価格帯のグラスを探している人にもおすすめ。見た目もいいし、きっと半永久的に買い足せるので、どこぞのデザイン雑貨屋でセットものを買うよりいいと思う。

「ソムリエ」は無理でも、そのうち「ヴィノム」はデビューしようかとたくらみつつ、日々はこのグラスで。
ステムのない「オー」シリーズも気になるけど、白ワインがぬるくなりそうで抵抗があるなぁ。誰か使ってる人いないかな。

>> リーデルの「オーバチュア・マグナム」はココが安いようです

モダンで柔らかな伝統、黒龍堂(金沢)の久谷焼



「焼き物」と一口に言ってもいろいろ。
萩や伊賀、美濃やなんかの土っぽい素朴なものも味があっていいけど、私はどちらかというと久谷や有田、伊万里のように、色絵や染付けの美しい焼き物が好きだ。なんとも素人くさい発想だが、いかにも「職人技」、これぞ「伝統工芸」ってかんじがするし。

それにしても現地に行って焼き物を買うのってけっこう難しい。
「土産物屋でございー」ってかんじの店が多いし、かといって有名作家の店や古美術店では手も出ない。また、いくら焼き物好きでも、コテコテの和食器は自分の食生活に合わなかったりもする。

うれしいことに、最近は現代の食卓にも合うリーズナブルな焼き物を扱ったお店が増えているので、そういう店を調べて行けば大抵は欲しいものが見つかる。
ただ、そういうお店には落とし穴もあって、日常での使いやすさや若者好みのデザインを追求するあまり、その焼き物の個性、伝統工芸としての良さが失われてしまっているものも少なくない。どれもこれも目黒の雑貨屋で見たよーな、Maduに行けば置いてそーなモノだったりする。

そこいくと金沢にある九谷焼の店「黒龍堂」の焼き物は、この伝統とモダンのバランスが絶妙だ。これもひとえに店主さんのセンスのなせる業なのだろう。久谷の豊かな色彩や繊細な文様を使いながら、どこか現代風で使い勝手にも優れたものが多い。もちろん、コッテコテの「これぞ加賀百万石の伝統!どうだまいったか」とでも言いたげなものや、「作家さんの遊び心を店主さんが面白がってる」ようなものもある。

以下、過去2回の訪問で買ったモノたち。

(左)大鉢(6000円くらい)
この何とも言えない緑が気に入って買った鉢。何を盛っても美味そうに見える。見た目のわりにリーズナブル。これにサラダとかカレーとか盛ってます。
redcurry.jpg
レッドカレー in 久谷焼
(今そこで「煮物とか入れようよ・・・」と思った人、1歩前へ出なさい)

(中)七宝文様の柄形(※)中皿(9000円くらい)
ぽってりとした質感で触り心地がいい。凝った形とシンプルな模様のバランスも好き。
※刀の柄(つか)の部分を形どったもの。

(右下)作家さんのマグ(2500円くらい)
ちょっと危ういかんじのシルエットと絵付が気に入って買った。軽くて使いやすいけど、実は買ってすぐにヒビを入れてしまった・・・使える範囲だけど、かなりヘコんだ。

(右上)眉石 あけび ぐい呑み(1000円くらい)
この店では定番のあけび模様。日本酒もスコッチもこれでいきます。あとはタレを入れたり、何でもあり。

オンラインショップもあるけど、機会があればお店に行くことをおすすめします。

あっ、前から欲しかった片口が売ってる・・・。
ヤバい。


■難点
金沢は遠い
アタリマエって?でも、それ以外ないし。

ああ、また行きたいなぁー。

>> 黒龍堂のホームページはこちら

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Author:heidi
道具好き、食器好き、調味料好きは遺伝。
DNAの導くままに、週末料理人としてキッチンで暴れております。

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